1: アヘ顔ダブルピースφ ★:2013/03/19(火) 19:34:01.72 ID:
幻の戦車を探せ! 浜名湖で熱気高まる 旧日本軍が遺棄?
終戦直後に撮影され、米軍に回収されたとされる「四式中戦車チト」(ファインモールド提供)
終戦間際に2両だけ試作され、旧日本軍が米軍から隠すためにひそかに浜名湖に沈めたと伝わる“幻の戦車”「四式中戦車チト」の探索が地元で熱を帯びている。目立った成果はまだないが、「歴史を残す」という思いと町の活性化への期待が活動を支えている。
●目撃証言
チトは全長約6・3メートル、幅と高さ約3メートル、重量は約30トン。
最先端の技術で開発されたが、実戦に使われることなく終戦を迎えた。
1両は米軍が回収し、1両は1945年8月23日から28日の間に湖底に沈んだとされる。
チトに関する資料は、戦史を調査する防衛省防衛研究所にも残っていない。
愛好家に向けてチトのプラモデルを販売するメーカー「ファインモールド」
(愛知県豊橋市)の鈴木邦宏社長(54)によると、従来に比べ大型だったのは、
欧米の国々の戦車に対抗するため。鈴木社長は「見つかれば、産業史的にも価値は高い」と語る。
探索を呼び掛けた浜松市北区の地域活性化団体「スマッペ」によると、
地元には「湖に戦車が眠っている」「渡し船の上から戦車が見えた」
という言い伝えがあったが、近年になって具体的な情報が入るようになった。
「上司の命令でチトを含め戦車3両を沈めた。浜名湖で一番深いと聞いた場所を選んだ」
「子供のころ沈めているのを見た」…。昨年11月、本格的な調査が始まった。
●がらくた
探索しているエリアは北部の猪鼻湖・瀬戸橋周辺で、浜名湖で最も深いという水深約18メートルの水中だ。
地域住民にボランティアも加わり、水中音波探知機も投入、ダイバーによる潜水調査もした。
東京の海洋調査会社「ウインディーネットワーク」も今年2月、湖底の地形調査に入った。
同社は2010年、青森、秋田県境の十和田湖に墜落した旧陸軍の練習機を発見し、
昨年9月に引き揚げた実績を持っている。
だが、今のところ見つかったのは壊れたボートやバスタブといったがらくたばかりだ。
それでもスマッペ事務局長の中村健二さん(52)は「どこかに眠っている。必ず見つけたい」と断言する。
インターネットなどでの呼び掛けに応え、情報は全国から毎日のように寄せられるが、
高齢の証言者からの聞き取りが難しいケースも。スマッペは「真実を明らかにする最後の機会になるかもしれない」
と、活動をドキュメンタリー映画に記録し、証言内容も資料として保管するつもりだ。
もし見つかったらどうするのか-。資料として展示するのか、防衛省に引き取りを求めるのか。
中村さんは「本当は引き揚げたくない」と漏らす。
「湖底に眠るからロマン。展示のため離れたら、この町には何も残らない」。静かに波打つ湖面を眺めた。
zakzak 2013.03.19
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130319/dms1303191530011-n1.htm
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幻の戦車を探せ! 浜名湖で熱気高まる 旧日本軍が遺棄?
終戦直後に撮影され、米軍に回収されたとされる「四式中戦車チト」(ファインモールド提供)
終戦間際に2両だけ試作され、旧日本軍が米軍から隠すためにひそかに浜名湖に沈めたと伝わる“幻の戦車”「四式中戦車チト」の探索が地元で熱を帯びている。目立った成果はまだないが、「歴史を残す」という思いと町の活性化への期待が活動を支えている。
●目撃証言
チトは全長約6・3メートル、幅と高さ約3メートル、重量は約30トン。
最先端の技術で開発されたが、実戦に使われることなく終戦を迎えた。
1両は米軍が回収し、1両は1945年8月23日から28日の間に湖底に沈んだとされる。
チトに関する資料は、戦史を調査する防衛省防衛研究所にも残っていない。
愛好家に向けてチトのプラモデルを販売するメーカー「ファインモールド」
(愛知県豊橋市)の鈴木邦宏社長(54)によると、従来に比べ大型だったのは、
欧米の国々の戦車に対抗するため。鈴木社長は「見つかれば、産業史的にも価値は高い」と語る。
探索を呼び掛けた浜松市北区の地域活性化団体「スマッペ」によると、
地元には「湖に戦車が眠っている」「渡し船の上から戦車が見えた」
という言い伝えがあったが、近年になって具体的な情報が入るようになった。
「上司の命令でチトを含め戦車3両を沈めた。浜名湖で一番深いと聞いた場所を選んだ」
「子供のころ沈めているのを見た」…。昨年11月、本格的な調査が始まった。
●がらくた
探索しているエリアは北部の猪鼻湖・瀬戸橋周辺で、浜名湖で最も深いという水深約18メートルの水中だ。
地域住民にボランティアも加わり、水中音波探知機も投入、ダイバーによる潜水調査もした。
東京の海洋調査会社「ウインディーネットワーク」も今年2月、湖底の地形調査に入った。
同社は2010年、青森、秋田県境の十和田湖に墜落した旧陸軍の練習機を発見し、
昨年9月に引き揚げた実績を持っている。
だが、今のところ見つかったのは壊れたボートやバスタブといったがらくたばかりだ。
それでもスマッペ事務局長の中村健二さん(52)は「どこかに眠っている。必ず見つけたい」と断言する。
インターネットなどでの呼び掛けに応え、情報は全国から毎日のように寄せられるが、
高齢の証言者からの聞き取りが難しいケースも。スマッペは「真実を明らかにする最後の機会になるかもしれない」
と、活動をドキュメンタリー映画に記録し、証言内容も資料として保管するつもりだ。
もし見つかったらどうするのか-。資料として展示するのか、防衛省に引き取りを求めるのか。
中村さんは「本当は引き揚げたくない」と漏らす。
「湖底に眠るからロマン。展示のため離れたら、この町には何も残らない」。静かに波打つ湖面を眺めた。
zakzak 2013.03.19
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130319/dms1303191530011-n1.htm